糖尿病専門外来で大切なこと

糖尿病を患っている人は、全国に約1千万人いるとされています。それに伴って、糖尿病専門外来数も増加傾向にあります。

糖尿病は一種の生活習慣病なので、食事や運動などに気をつけて生活していけば、健康的に過ごしていける病気です。ところが、それが一生続くとなると、自己管理の継続が難しいと感じる患者さんは少なくありません。

そうした患者さんを調査した文献によると、病気と向き合えないという人や、病気になった自分や生活が重荷だという人、支援環境が広がらないと感じる人が多く、それが自己管理を困難にさせていることがわかってきています。

これを踏まえた上で、糖尿病専門外来での看護師に求められるのが、患者さんが自主的に病気と向き合えるよう支援すること。支援環境が広がらないという感想の背景には、診断されたばかりの時期や自己管理が上手にいかないときなどに、看護師や医師に相談したいのにできないと遠慮してしまう気持ちも関係しています。

そのため、患者さんが遠慮していることを察して、看護師側から悩みや困りごとがないか、情報を引き出してあげるのが大切です。そして、一人一人に望ましい状態となるよう支援しましょう。

調査では、医師からの支援と共に看護師から心理的支援を受けた患者さんは、自己管理を促進できたという結果が出ています。
専門外来では、処置や検査など基本的な仕事に追われがちで、一人一人と向き合う時間が取れないことも多いです。それでも患者さんと話をする短い時間で、相手の気持ちや思いを引き出すことを意識して関わることが重要だといえるでしょう。